横浜マリンタワーのライトアップ
10月は自律神経障害の世界的な疾患啓発月間です。
2012年以降、ナイアガラの滝をはじめとする各地域で毎年ライトアップが行われ、自律神経障害の理解を広める活動が行われています。日本でも認知や理解が広がるようにシンボルカラーであるターコイズに、横浜マリンタワー をライトアップいたします。
【実施日時】2025年10月4日(土)点灯時間:20:40から21:00まで
自律神経障害とは
自律神経は心拍、血圧、呼吸、消化などの調節を行なう神経で、私たちの意志に関わらず働いています。正常に働かなくなることを自律神経障害といい、さまざまな症状があらわれます。
症状が見た目にわかりづらいですが、つらい症状を抱えている患者さんがいます。
なかでも体位性頻脈症候群(POTS:ポッツ)は立っていると心拍数が上昇し、動悸や息切れ・めまいやふらつき・頭痛などの症状が現れ、立っていることがつらくなる病気です。自律神経や循環機能の障害によっておこると考えられています。
自律神経障害はまだ十分に解明されておらず、認知度や診療体制が限られています。一般的な検査で異常が出にくく、全員にぱっと効く特効薬もありません。しかし症状が重くなると就学・就労・日常生活が難しくなり、社会的サポートが必要になる場合があります。
ライトアップを通じて支援の輪が広がり、患者さんやご家族が一歩ずつでも暮らしやすくなることを願っています。